過去の記憶から思い出される人

今日はワークブックのレッスン78である。

私たちは今日、あなたが不満の対象として用いてきた人をひとり選び、そうした不満を退けて、その人を見てみる。・・・誰を選べばいいか、あなたにはもうわかっている。その人の名前はすでにあなたの心に浮かんでいるだろう。[W-pⅠ.78.4:4, 5:1]

過去の記憶から、ある同級生の顔が直ぐに浮かんで来た。彼女とは私が小3で転校して来て以来、高校卒業までずっと同級生だった。いわゆるボス的な存在で、出会った頃から虫が好かなかったが、特に嫌だったのは、自分は友人に囲まれた安全な環境の中にいる上で他の人を仲間外れにして、その人が仲間外れにされて悲しむのを高見で楽しんでいるような態度だった。周囲がそんな彼女に迎合するのも気に入らなかったし、かと言って、そんな彼女から自分が直接的な攻撃の対象になるのも怖くて、中途半端な態度しかとれなかった情けない姿の自分をも激しく嫌悪していて、その責任を余計に彼女に全て転嫁して、憎悪を増している気もする。

この当時の彼女と自分から、一体何が見えて来るのだろうと静かに考えてみると、神からの分離を信じ、神の子が孤立して苦しむことがあり得ることを全く疑わずに強く信じている自分、そして自分のこの見方が自分をどんなに苦しめていようが、その見方に疑いの目を向けることは一切せずに、ただ自分の不幸の原因を周囲のせいにして、相手を憎み、理不尽なこの世界を憎み、こんな世界に生まれて来た自分の運命を呪い、そして最終的な責任を神に転嫁して、神をも攻撃している自分の姿が見えて来る。

この世界に対して、全く別の見方が出来ることを、今心から嬉しく思う。自分の見方が間違っていたことを心底嬉しく思い、喜んで聖霊の見方と交換したいと思う。そして、彼女の存在がこのことを私にはっきりと気付かせてくれた事を、心から感謝したいと思う。

出会う人、心に思い浮かべる人、過去の記憶から思い出される人、その一人ひとりに救済者の役割が与えられるのを受け入れなさい。そうすればあなたもその役割をその人と共有できるようになるだろう。あなたがた二人のために、また、真の視覚をもたないすべての者たちのためにも、次のように祈ろう。

 奇跡がすべての不満と入れ替わりますように。
[W-pⅠ.78.10:3-5]

今日も忘却という抵抗を自覚しながら、出来るだけ思い出して一日を過ごして行こう。

(2022年4月byクマ)