孤独の原因

今日、マンションの前で顔見知りのMさんと雑談。

「…Mさんはお酒が強そうに見えますね。」
「昔は強かったんだけど、今は主人と缶ビール1本を半分こする位かな。」
「へぇ〜、そうなんですね。」
「主人がね、『前はもっと飲んでたのに、何で飲まないの?』って聞くんだけど、本当はここまで出て来てる『あなたと飲んでも、楽しくないから』って言う言葉を飲み込んでるのよ。」
「それは賢明ですね。」
と言って、お互い大笑い 。

ただ、この言葉を聞いて、私は久しぶりに昔の苦い経験を思い出した。

「あなたと(二人で)飲んでも楽しくない」と私が初めて言われたのは、高校卒業後当時のクラスメイト三人で飲みに行く約束をしていた時のこと。その内の一人が来られなくなった時に、もう一人の相手から言われたのが、この言葉だ。そして、その時は全く笑えない話だった。

実際、その頃、私自身が飲み会を楽しいと思っていなかったし、それどころか、実は生きること自体を楽しいと思っていなかった。しかしそれを周囲にはひた隠して、必死にこの世に適応している振りをしていたつもりだった。それなのに、それを相手から見透かされてしまった様に思えて、当時はかなり傷ついた記憶がある。そして振り返って見れば、その後も様々な状況で、私は同じ様な傷つき体験を何度も繰り返して来た。

今この体験を改めて振り返ってみて、この「あなたと一緒に居ても楽しくない」という言葉は、正に「私は神と一緒に居たくない」という私の分離願望を表していることに思い至る。こんな間違った願望を抱いていたから、私は死にたくなる程孤独だったのだろうということが、今は良く分かる。

私が間違っていて本当に良かったとつくづく思う。