拾う神はいずこに
私は日々、まじめにコツコツ働くことを心がけてきた。
要領よくさぼる人達のことは、人は人、自分は自分と割り切り、気にしないようにし
会社の利益に貢献できるよう尽くしてきた。
しかしその努力は報われるどころか、さぼっている人達が優遇され、まじめな人たちが冷遇されるという結果になった。
はぁ…
なんて世の中だ。前から思っていたが、ここには捨てる神しかいない。
真面目にコツコツ生きていたって、なんにも報われやしない。
とことんこの世に嫌気がさし、ニュースを見ると、そこには、私の不満なんか比べ物にならないほどの悲劇が広がっていた。
そうだ、ココはトコトンこうなんだった。
私が見ているこの理不尽は、一見出鱈目のようだが、ちゃんと原因があり、目的があり、必要があり、当然の結果なのだ。
しかし、私は、ぜひとも真に見たい。
そのために、身近なろくでもなさも、世界のろくでもなさも、コツコツと教室にし利用していこう。
そう思うと、なんだかワクワクしてきて、この世も捨てたもんじゃないと思えてきた。
もしかして、私自身が拾う神、だったのか?

